佐原観光

3月で期限切れの旅行券を使うために、次女が日帰り旅行に連れて行ってくれるというので、千葉の佐原に行ってきました。
小江戸と言われる街並みと伊能忠敬ゆかりの地ということに惹かれて選んだのですが、中々興味深い所でした。

 

昔の商店が残されていて、昔のままに営業していたり、改装されて中は今風になっていたり、蔵がお店になっていたりして、中まで入れるのが良いですね。
ただ、廃業したまま手入れされていない家も多くて少し残念。自治体も頑張っているようですが、予算の関係で手が回らないとか。せっかくこんなに残っているんだから、もう少し頑張って欲しいものです。

小雨の中、予約をしていたので舟めぐりもできました。数時間後には土砂降りになったので、ラッキーでした。

川岸に祠のようなものがいくつもあるので何だろうと思ったら、天気が良ければお雛様が見られたそうです。
佐原は、何百年も前のお雛様がたくさん見られる町で、あちらこちらの商店にも飾られているのですが、3月中なら船からもたくさんのお雛様が見られたということです。

柳も寂しい感じで、花もなくて殺風景な川べりだったけれど、5月頃になればアヤメが綺麗に咲くそうです。

川辺で見られたのは、川に住み着いてる白鳥と、水浴びしているハトくらい。
佐原の歴史や行事についての解説はあったけれど、小樽の運河のように、もう少し建物についての解説もしてほしいと思いました。

佐原は、伊能忠敬が婿入りした家があったということで、旧家や資料館を見学しました。

伊能忠敬は、婿入りした商家を再興し、十分な老後の財産と信用を築いてから50歳で引退し、長年の夢だった暦、天体、測量などの勉強を本格的に開始します。56歳から全国の測量を開始し、71歳までに北海道の一部とそれ以外のほぼ全国の測量を終え、73歳で亡くなる直前まで地図作成の監督をしていたということです。

人生50年の時代にどれだけ丈夫だったのかと思っていたら、実際は病弱で、宿では寝込んだりもしていたそうです。

 

見て楽しい地図を目指して絵入りにしたという地図を、資料館で見ることができました。本当に細かく山並みなどが描き込まれ、とてもきれいな地図でした。
瀬戸内海などは、細かい島まで描き込まれ、島の一つひとつを含め、全国の沿岸をどれだけ歩いたんだろうと想像すると気が遠くなります。

 

象限儀など測量に持ち歩いた道具一式を見ると、これじゃあ普通の人は運ぶのを嫌がって逃げ出すわけだ、というほどの大荷物です。
それでも、高価な道具をふんだんに購入する財産と、財産を好きなように使える家族関係と、無謀な旅に付き合ってくれる親類や弟子などの人間関係を、50歳までに築いていたおかげで、生涯を好きなことに捧げることができたんですね。

創業200年以上の元呉服屋さんだったという小物屋さんでウサギの小物を、創業350年以上という油屋さんでゴマ油とゴマ油で作ったラー油を購入。

伊能忠敬ゆかりの喫茶店「珈琲 遅歩庵いのう」では、お汁粉とお茶が江戸時代の器とお盆で供されました。お椀のふたが角張っているのが特徴とか。