これぞ暁斎!

幕末から明治にかけて活躍し、「画鬼」と呼ばれた天才絵師・河鍋暁斎の幅広い画風がわかるコレクションを見てきました。

 

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/


2015年に三菱一号館美術館で「画鬼・暁斎展」というのがあったのですが、それよりかなり幅広い絵が見られました。その時は、美術館を設計したジョサイア・コンドルが暁斎の弟子ということで、二人の比較展のような感じでした。

 

いつもは、音声ガイドは時間がかかるので借りないのですが、春風亭昇太が落語も交えて解説、ということで次女が借りてくれました。

幽霊の絵のコーナーでは「へっつい幽霊」の落語をやるだけでなく、各コーナーの解説も落語調で、普段はなかなか聞けない音声ガイドでした。

妖怪や幽霊の絵、錦絵、影絵などユーモア溢れる絵が多いのですが、山水画も素敵でした。
「雨中山水図」の中の白い鳥達に惹かれました。

 

イソップの絵も描いていました。

「鳥と獣と蝙蝠」には「卑怯な蝙蝠」という話を描いたと解説があるのに、「獅子と熊と狐」には、同じ形式なのでセットの可能性が高い、とだけの解説文。

イソップの本で調べてみたら、「獅子と熊と狐」という話を見つけました。獅子と熊が獲物を争って半死半生の状態でいるところに、狐が通りかかって獲物を奪ってしまうという話。イソップの本では獲物が鹿でしたが、暁斎の絵では兎をくわえた狐が描かれていました。

ということは、暁斎はもっとイソップの絵を描いている可能性があります。誰か作品を発見して、暁斎の挿絵でイソップの絵本を作ってくれることを切に願います。