読書アドバイザー講座修了

親子絵本講座を企画するのに、絵本の勉強をする必要もあるけれど、何か資格が取れないものか、と思っていて見つけたのがJPIC(出版文化産業振興財団)読書アドバイザー養成講座です。

http://www.jpic.or.jp/learn/advice/

丸一日のスクーリングが8回と3回のレポート提出で、本に関する様々なことを学びます。
毎年100名の参加者がいて、今回20回目の修了式に参加しました。

読書アドバイザーというからには、本をどうやって選んで紹介するか、ということを学ぶのかと思ったら大間違いでした。
本や読書の歴史、編集、印刷、出版、取次、書店、図書館、製本・装丁など本のしくみ、書評の書き方、古書、児童書、雑誌など、本に関する様々なことが網羅されていました。
グループに分かれて、本をどうやって紹介するかなどのディスカッションもします。

長年本屋を手伝っていたので、本の流通や製本などについては多少の知識がありましたが、古書の世界など知らないことも多く、とても面白い講座でした。
最近は「ビブリア古書堂の事件簿」などで古書店や古書について多少一般的になってきた感じもしますが、まだまだ未知の世界です。
普通の書店に並んでいた作家名は、読んでいなくても見たことのある人が多いのですが、古書店に行くと、なんでこんなに知らない作家がいるのかと圧倒されます。

書店の現状に関しても興味深い話が聞けました。
実家は10坪弱の本屋でしたが、当時はそんな街の本屋は全国にたくさんありました。
今では、そのほとんどが閉店に追い込まれ、そんな小さな本屋は駅ナカの本屋くらいになってしまいました。
昔は100坪以上の本屋だと大きな書店という気がしていましたが、今では小規模書店だそうです。
500坪以上の書店が次々のできて、デパートみたいだな、と淋しい気がしていました。
けれど、セレクトショップのような小さな本屋も増えてきているそうで、嬉しくなりました。
好きな本を好きなように並べて売る本屋なんて、昔夢見た本屋のようです。

などと、ついつい本屋に関して想いを馳せることの多い講座でした。
「読書アドバイザー」などという資格は取ったものの、何のアドバイス能力も身に付いてはいません。
ただ、いろいろな勉強の指標になる概要を聞いただけです。

今年は、絵本と児童書を中心に勉強していきたいと思っています。
ただ、昔の小さな本屋についても調べて記録しておきたい、と思いました。
講師の先生方も、昔の小さな本屋の実態を知ってる方が少ないようで、実際はこうなのにな、と思うことがありました。
小さな本屋が、どんな風に頑張って発展し、衰退していったか、見てきたことだけでも残しておきたいと思っています。