クリスマス

今年は、親子絵本教室を始めたり、諸々忙しくしている間に、あっという間に年末になってしまいました。

先日の親子絵本教室では、クリスマス絵本をテーマに開催し、サンタクロースを待ちわびる子どものワクワク感いっぱいの絵本、世界のクリスマス風景の絵本などをご紹介しました。

http://www.kidsbook.jp/

いつの頃からか、暖炉も煙突もない日本でもサンタクロース伝説が受け入れられ、親は子どもの夢を壊さないように必死に頑張るようになっています。
ただでさえ忙しい年末に、子どもの欲しいものを聞き出し、予算内で何とか購入しようと探し回り、狭い我が家のどこにどうやって隠そうか苦労し、子ども達が寝静まってから枕元に置くという忙しなさも、過ぎてみれば子育ての良い思い出です。

日本人は、宗教に寛容でお祭り好きだから、クリスマスも大好きですね。
クリスマスやサンタクロースの由来など何も知らなくても、多分に商業主義に乗せられながら、様々なクリスマスを楽しんでいます。
クリスマスが過ぎると、お正月の準備が始まって、お正月には神社に初詣に行くから忙しいのですが、それが日本人らしいですね。

クリスマスは元々キリスト教の行事で、宗派によっては派手なことは一切しないで、教会で祈りを捧げるだけの人たちもいます。
国によってもクリスマスの過ごし方や食べ物もいろいろあって、不思議だなあと思っていました。

クリスマスの絵本をいろいろ読んでみて、必ずしもキリストの誕生を祝うためだけの行事ではないということがわかりました。
キリスト誕生以前から、日本の神話のように世界各国に神話がありました。
太陽、月、火、水など様々な自然に神様がいて、夏至や冬至など季節の変わり目にはお祭りをしていました。
唯一神を信じるキリスト教が広がって、それまでの神が否定されても、長年続いたお祭りを廃止することは難しかったようです。
そこで、キリストの誕生を祝うクリスマスと冬に行われる行事が合体して、世界各国の様々なクリスマスになったようです。

でも日本人は、外国の習慣や行事などを受け入れても、それまでの習慣やお祭りも残してきました。
中国と 茶碗と 日本と』という本で、中国には残っていない昔の中国の文化が、日本にはたくさん残っている、ということを読みました。

あ、だから日本では、クリスマスもやって、そのすぐ後にお正月もやるんだ、と納得しました。
いいですね。このゆるキャラなみのゆるさ。
商業的な目的もあるでしょうが、とにかく楽しそうなことは何でも受け入れてしまう日本では、宗教戦争などは起こらないでしょう。

世界中にはクリスマスどころではない国がたくさんあって、信じるものが違うというだけで悲惨な状況にある子どもがたくさんいます。
何を信じようが自由ですが、みんなが同じものを信じなきゃダメとか、別のものを信じる人を全否定する宗教だけは勘弁して欲しいですね。

キリスト教が広まっている国でも、どこかに昔の神話からくる習慣やお祭りや文化が残っているということです。
クリスマスは、世界中がその寛容さを確認する行事であってほしいと思います。