上原ひろみライブ

『スパイラル』 というアルバムを聴いて以来、ずっとライブに行ってみたかった上原ひろみをオペラシティで生で聴けました。

オペラシティはとてもキレイで音も良くてクラシックなら良いのですが、ほとんどが即興演奏のジャズピアノはどうなんだろう、と疑問でした。やっと手に入った三階席から見下ろすと、ピアノがポツンとあって、客席から遠くて、盛り上がれるのかな。どうせならブルーノートのようなライブハウスでもっと間近で見られたら良かったのに、などと思ってました。

ところが始まってみると、広い会場の聴衆を引き込み、オペラシティのコンサートホールが大きなライブハウスになってました。
ジャズの即興演奏というと、不協和音が多かったり、聴衆そっちのけで自分の世界に酔いしれてるような難解な音になる場合も多いのですが、次から次へと心地良い音を紡ぎ出していきます。
例えば、パッヘルベルのカノンをテーマにして、どれだけ音を拡げていくんだろうというくらい世界が広がっていきます。『プレイス・トゥ・ビー』というアルバムにも入っていましたが、比較にならないくらい生のがすごいです。
録音だといろんな制限があるせいか、生だと、その時の気分の乗り方で次第でいくらでも音を発展させていけるからか、ワクワク楽しくさせてくれる演奏でした。
どの曲も、これってこんなに良かったっけ、というくらいCDで聴いてたより何倍も楽しい演奏でした。

弾き終わって、
「ピアノって楽しいですね~」
って嬉しそうに言ってるのも良かったです。
『のだめカンタービレ』で、のだめが初リサイタルで、
「楽しんで弾くので、頑張って聴いてください」
と挨拶しますが、まさにそれです。
ピアノが本当に好きで好きでたまらないから、次から次へと素敵な音を生み出せて、聴いてる人を楽しませることができるのでしょうね。
ピアノ一つで、映画の場面や、いつかどこかで見たような風景や、いろんなシーンを思い起こさせ、別世界へ連れて行ってくれます。

毎日ものすごく練習を積んで、作曲もして、世界中を飛び回って年に100日以上ライブをしているのに、休暇が取れて南の島に行けたら、楽しみでピアノを弾くそうです。
大好きなもので才能を開花させられて、なんて幸せな人生でしょう。

それでも、いろんな国へ行って、いろんな条件で演奏をするとなると苦労も多くて、もうダメかも、とくじけそうになることも多々あるそうです。
その時に思い出すのは、
「あきらめたら、そこで試合終了」
それで頑張って、何とか切り抜けてきてるそうです。
それって、あの有名なバスケ漫画の監督の名言では・・・

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コメント: 1
  • #1

    oguogu (水曜日, 30 5月 2018 16:03)

    私はジャズを50年以上聞いていますが、この年になって日本のミュージッシャンにこんなに素晴らしい人が現れてみんなをこんなに楽しませてくれるとはうれしい限りです。歴史的にみてもあまたのジャズピアニストの中にあって上原さんのピアノは独創的かつジャズのジャンルを超えたものをもっています。坂本そろばん教室さんと一緒に上原ひろみさんを応援しましょう!