母の日に、長女がプレゼントをくれました。
紫のタオルにくるまったウサギとボディジェルです。
去年もバラのバスバブルをくれたり、最近欠かさずプレゼントをくれるようになりました。
これも、一応稼げるようになって、自分の物以外に気遣いができるようになったということで、大人になったということでしょうか。
もっとも、うちの長女は2歳ですでに大人びていました。
2歳のお誕生日の頃には、長男がお腹にいてお姉さんになる自覚ができつつあったのか、どんなに疲れても抱っこやオンブをねだることはなくなっていました。
その頃、友人の家に遊びに行く途中道に迷って、二人でかなりの距離を歩き回りました。
身体は平均より小さめの2歳児が、こんなに歩いたらさすがに疲れただろうから、
「オンブしてあげようか?」
と聞くと、
「いい」
と頑なに拒絶します。
言葉を話すのは兄弟三人の中で一番遅く、3歳になるまでまともな文章でおしゃべりもできなかったような幼い娘が、お腹の大きな母親を気遣ってくれました。
この時以来、長女には絶大な信頼をおいています。
小学校5年くらいから、前の晩仕事で遅くなった母親より早く起きて、朝食を作ってくれたりもしました。
中学になると、一通りのことは自分で処理して、遠足のお弁当もゼッケンなどの縫い物も、一切母親を頼ることなく自分で何とかこなしていました。
決して家庭科が得意なわけでも好きなわけでもありません。忙しい母親に余計な負担をかけないように、気を遣ってくれたのでしょう。
そうなると、勉強ができなくたって、まともな職業にもつかず、いい年していつまでもフリーターでバンギャルだって、全く気になりません。
「姉ちゃんに甘過ぎる!いい加減独立させろよ」
という長男の非難も馬耳東風。
身体は一番小さいながら、1歳過ぎにはペラペラとおしゃべりを始めた次女など、16歳になった今でも、2歳の長女の大人っぽさを越してはいません。
(大体小学校入るくらいまで抱っこしてたくらいだし、今でも夜中にこれ縫ってなどと言い出すし)
夕食後、長女が買ってきてくれたショートケーキを食べながら、二人でお茶を飲みました。
子どもが三人いても、下二人は白米大好きの大食漢で、余計な間食するくらいならご飯をもう一杯、という反ケーキ党なので、唯一食後のデザートを一緒に楽しめる長女の存在も貴重です。

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