ハムスターの手術

ひと月ほど前、うちで飼っているジャンガリアン・ハムスターの左耳の下に、大きな円形脱毛症ができました。
ジャンガリアン・ハムスターの寿命は2〜3年で、飼い始めて1年半になるので、そろそろ年なのかな、とは思いましたが、一応動物病院に連れて行きました。
どうやら、ガンのような腫瘍ができているようで、3日間薬を飲ませて、小さくなれば問題ないけれど、変化がないようなら「手術」ということになりました。
手のひらに乗ってしまうほど小さいのに、どうやったら手術なんてできるんだろうと思いますが、結局腫瘍は小さくならず、手術決行となりました。

ところが、手術は失敗。
腫瘍がかなり取りにくい位置にあったのと、出血が多くて危険だったため、腫瘍を取りきれずに途中で縫合したそうです。(一時は仮死状態にまでなったとか)
戻ってきたハムは、3cmくらいの傷(人間でいえば、肩から背中半分位を切った感じです)を作っただけで、ぐったりした状態。
もう、フワフワの愛らしいハムには戻らないのかと思うと、大人でも悲しくなってきます。
次女などは、ずっと半ベソ状態です。
仕方ないので、薬を飲ませて、エサを食べさせてやって、
「薬も飲んだし、エサも食べられるから、大丈夫だよ。こんな傷くらい、大したことないさ。海賊みたいで、カッコいいじゃない。」
と言ってやりました。

あとから、上の二人に次女のようすを聞くと、二人とも、
「傷は男の勲章みたいで、カッコいいじゃん」
とか、同じようななぐさめ方をしたとかで、血は争えません。

でも、手術代に、本来は1万5千円かかるところを、中断したので、麻酔代の1万円払ったという話をしたら、長男は、
「え〜、ハムが10匹は買えるじゃない」
なんてひどいことを言ってました。
実際、動物の医療費は高くて、病院に連れて行くのも悩むのですけどね。
飲み薬なんて、1回1滴で、10滴分で1500円〜2000円かかります。
そろばんの生徒にその話をしたら、
「ジェネリックにしてください、って言えば?」
ですって。

手術直後は、今後どれくらいもつかわからないとか、さらに腫瘍が大きくなるようなら再手術とか、担当医からさんざん脅されたようで、そのせいでメソメソしながら戻ってきた次女ですが、現在ハムは全快してます。
手術後、耳から膿みが出てきて、いつのまにか腫瘍は縮まり、抜糸後は毛も生え揃って、傷跡も全然わかりません。
回し車を以前より元気よく回し、よく動き回り、エサもよく食べ、すっかり元気です。
二度と見られないかと思った、フワフワハムに戻ってくれました。

手術をしたのは、良かったのかどうか、もう二度と小さな身体を切ったりさせたくはありませんが、とにかく貧しくてもケチらずに病院に連れて行って良かったとは思います。
あのまま放っておいたら、今頃こんなに元気かどうかわかりませんから。
医療費を10匹のハムに使ったら、1匹くらい死んでしまっても、こんなに大騒ぎすることないのかな、という意見も出ましたが、そんなの無理でしょうね。
子どもと同じで、たくさんいれば、それだけ心配の種が増えるだけでしょう。
それでも、1匹だけ飼っているので、これだけ人間になついて、ハムも構ってほしいし、人間もハムに癒されて、相互依存の関係が成り立っています。
こんなに小さくて、あとどれくらい生きられるかもわからないハム(四代目なので、ハムヨン様)ですけど、しっかり家族の一員です。

手術前のハム

手の中で熟睡中のハム(手術後1ヶ月)