新学期が始まって

新学期が始まって、約20日ぶりにそろばんをやって、冬休み中に忘れちゃった〜という声が多いのは仕方のないことです。少し指導すれば、すぐに思い出します。
それよりも、宿題は出していませんが、そろばんのテキスト以外は自由にやってきていいよ、と言っておくと、算数計算のテキストなどを何ページも進めてくる子が多いのにビックリします。
家庭で勉強時間を決めるなど、保護者の教育への熱心さの賜でしょう。

中には、自分で早く先に進めたくて仕方のない子もいます。
教室で使っている算数テキストは、学年表示はなく、小学校6年分を9段階に分けた、各44ページの薄いものです。
通常、現在の学年より1学年以上簡単なレベルから始めますので、誰でも面白いように進められます。
ちょっと頑張ればすぐに一冊が終わるので、達成感もあり、新しいテキストへ進める楽しみもあります。だから、そろばんより算数計算がやりたい、という子も多いようです。
何にしても、自分で目標を決めて、実行してくるのはすごいですね。

保護者の中には、自分のお子さんが計算が理解できていないようだと心配されたり、他のお子さんと比べて遅れているのでは、と不安になる方もいっらっしゃいますが、焦ることはありません。
教室内では進み方が遅いと思われる生徒でも、ほとんどが、学校では計算は得意、と自信を持てるようになるようです。
最初は、各自が確実にできるレベルから始めるので、学校の算数より遅れていても、しばらくすると追いつき、大抵は先に進められるので、授業は楽に受けられるようになります。
大人でも忘れっぽくなりますが、特に小さな子は、一度習ったことでも、少し時間がたつと忘れます。
忘れても、何度も何度も繰り返すうちに、少しずつ定着して、身に付いていきます。
ですから、家で復習させてみたら全然できなかった、何も覚えていないようだけど大丈夫だろうか、などと心配し過ぎないでも大丈夫です。

小学生以上になったら、家庭で勉強する習慣をつけることも大切ですが、お子さんの話もたくさん聞いてあげてほしいな、と思います。
落ち着きがない、おしゃべりが止まらない、周りのことばかり気になる、という集中力がない子の場合、ある程度おしゃべりを聞く必要性を感じることがあります。
決して能力的に劣るわけではないけれど、集中力がないために遅れているように見えてしまう子の場合、最初は遅々として進みません。
でもあきらめずに繰り返し指導することで、その子なりの成果は見えてきます。
そんな子の場合は、保護者が焦って勉強を強要するよりも、子どもが好きなことに熱中できる環境を整えたり、好きなことを夢中で話す子どもの相手をしたり、精神を安定させてあげることの方が大切です。
くれぐれも、子どもの相手をするのに、勉強を見ることしかできない、なんて親にはならないでくださいね。