Do They Know It's Christmas?

教室は12月に入ると、サンタさんは本当にいるのか、という話題で持ちきりになります。

「サンタさんていると思う?」
「お父さんやお母さんが絶対くれるはずないプレセントくれたから、いると思う」
「うちは、サンタさんはお父さんだと思う」
「うちにはサンタさん来ないから、お父さんがプレゼントくれる」
「えー、サンタさん来ないの?」

五〜六年生になると、かなり疑いを持っている子が多くなりますが、小学生の間は信じている子が多く、どこの親も頑張ってるなあ、と思います。
キリストも宗教も関係なく、日本では、クリスマスやサンタは別種の信仰のようになっているようです。
子どものサンタ信仰を守ってあげたい、できるだけ長く夢を見させてあげたい、と多くの親が思うんでしょうね。

うちでも数年前までは、クリスマス直前になると、量販店で三人分のオモチャを探し回り、バレないようにお店のとは違う包装紙でラッピングし、押入の奥に隠したりと、一生懸命やっていました。
上の二人は、高学年くらいまで本気で信じてたようですが、次女は低学年くらいで疑い始め、
「今年は、サンタさん○○くれないかなあ〜」
と、あきらかに親がサンタだとわかって言ってるでしょう、というかわいげのなさ。
「無理無理。そんなのサンタのソリに載らないよ!」
と即座に却下!(そんなあからさまにねだられたら、絶対買ってあげない)

こんな、普段は子育てに手を抜き、サンタクロース的ファンタジーからはほど遠い親でさえ、結構真面目にサンタを演じたりしてるので、本気でサンタを信じたりする子が多いんでしょうね。
うちの親がそんなことしてくれるわけない、と言う子ほど、真剣に信じていますから。
第三者的に見れば、そんなくだらないことに一生懸命になるくらいなら、普段の子育てにもっと力を入れればいいじゃないか、と言われるでしょうが、毎日サンタはできませんよね。
年一回だから、この時ばかりはと頑張れるのです。
子ども時代に、年一回でも真剣に子どもが信じるもののために何かをしてあげた、ということは、親子関係に何かしらの絆を残せるのでは、とかすかに期待もしています。
普段は、うちの親なんかまったく当てにならない、と思っているでしょうが、でも、自分のために一生懸命な時もあったから、まっいいか、というふうに思うんでは・・・

日本でも、サンタさんが来る家と来ない家があり、プレゼントも、子どもの希望通りだったり、縮小されていたりといろいろです。
中には、クリスマスどころではない複雑な状況の子ども達もたくさんいますが、多くの子ども達が、ケーキやいつも以上のご馳走を食べたり、たくさんのプレゼントをもらったり、楽しいクリスマスを過ごすことができます。
でも世界的に見ると、そんな国はごく一部です。

1985年7月13日に行われた「ライブエイド」(有名ミュージシャンが大勢集まったチャリティコンサート)から20年たって、「ライブ8」というコンサートが今年行われました。
「ライブエイド」では、1億5000万ドルの寄付が集まり、数十万人の命を救ったそうです。けれど、その寄付金を確実に活かすために活動していた主催者は、貧困の根本的解決にはならないことに気付きました。
「ライブ8」は、主要8カ国首脳会議で、8人の首脳達に、アフリカへの援助金を一年間に250億ドル増額することを約束させました。2015年までに、経済規模は二倍になり、貧困は半減し、5歳未満の子の死亡率が下がり、全ての子どもが初等教育を修了できることが目標だそうです。
この活動は、有名ミュージシャンが集まったバンドエイドという集団がレコーディングした「Do They Know It's Christmas?(彼らは、今がクリスマスだって知っているだろうか)」という曲に始まります。
クリスマスシーズンになると、毎年いろいろな所で流れています。

今月、「ライブエイド」と「ライブ8」のDVDを購入しました。
ロック、ジャズ、フォークの様々なジャンルのミュージシャンが集まる貴重な映像が満載で、純粋に大好きなミュージシャン目当ての購入です。(This DVD Saves Livesとは書いてありますが)
ボランティア精神など皆無で、慈善活動や募金活動にも無縁です。
だけど、音楽を楽しむことと同時に、世界的状況を知らせて、自分たちがいかに贅沢であるか、ということを子ども達に教えることは、サンタ活動を終えた親の義務かな、とも思ってます。