自分で目標を設定するということ

23日の日曜日に、商工会議所の珠算検定がありました。
教室を始めた頃は、中学になると部活が忙しくなって、やめてしまう生徒がほとんどでしたが、最近は目標の級を目指して中学でも頑張る生徒が増えてきました。

3級以上の検定試験は、教室以外の会場で、ほかの珠算塾の生徒と一緒に受験します。
本番に強い子は、教室ではなかなか合格しなかった級に合格してしまうこともあります。
けれど多くの子は、教室での練習では余裕で何回も合格しているのに、本番ではなかなか合格できない、ということもあります。それでも、何度も挑戦して目標の級に合格できたという経験は、挫折せずに目標を達成できたという自信につながります。それは、これから何度となく経験するであろういろいろな試験や、様々な問題に直面した時の対応に影響すると思います。

去年、ある級で停滞して嫌になってしまった生徒がいて、お母さんからしばらくお休みさせたいというお話がありました。けれど、中途半端な状況で中断しては再開できる見込みはほとんどありませんし、本人には挫折したという記憶だけが残ります。
本人にもう一度話をして、もう少しで今受けている級が受かるはずだし、もし受かったら次の級まで頑張ってみてはどう?と聞いてみました。
本当はそろばんなんか早くやめて、遊びの時間を増やしたくてたまらないはずですが、しぶしぶながら、もう少しやってみようかな、ということになりました。

その後、言った通り間もなく、なかなか受からなかった級に受かり、本人も次の級に挑戦する意欲が出てきました。そして今月、目標の級に合格したので、本人にとって目標達成ということで退塾することになりました。
せっかくここまで頑張ったんだから、せめて3級までもう少し頑張っては、と大人は思ってしまいますが、本人の中では、ここまで頑張ったらやめる、という目標設定があったようです。

遊び盛りの男の子が、自分で目標を設定して、一年間頑張って教室に通って目標を達成できたということは、それが何級にせよ、ほめてあげたいですね。
もしあの時、なかなか受からないからとやめてしまったら、そろばんで挫折したという記憶が一生ついて回ります。例え何級でも、目標の級に合格してやめた、という経験は、人生でプラスにはなっても、マイナスにはならないでしょう。
いつか、自分で本当にやりたいことが見つかった時、目標に向かって努力して、目的を達成できることを願ってます。