お仕事しているお母さんがいい

昔からそろばん教室は、お稽古日が多いためか、学童から通ってきたり、学童を卒業して習いに来る子が多い気がします。少しでも一人でお留守番する時間を減らしてあげたい、という親心でしょうか。
今でも、学童から家に帰る前に教室に来たり、中には家に帰らず、さらに二次保育のお宅へ行く生徒さんもいます。
まだ小さいのに、ハードスケジュールで大変だろうと思いますが、本人達は、遅くまでお仕事を頑張っている親御さんのことを理解して、当然のように毎日のスケジュールをこなしているようです。

あるお母さんが
「お仕事やめて、ずっとおうちにいた方がいいかな?」
と聞くと、
「お仕事してるお母さんがいい」
と言ってくれたそうです。
その子は、ご両親のお仕事を誇らしげに話してくれますし、忙しい時期は夜遅くまで大変だというのもわかっているので、学校から学童へ、学童から教室へ、教室から別のお宅へ、と自分でちゃんと行動できるのでしょう。

小さいうちは、できるだけ親が側にいて面倒見てあげた方が良いのでは、とはほとんどの親が思うところですが、なかなか理想通りにはいきません。それに、必ずしも親が自分の仕事を犠牲にして、子どもに尽くすばかりが良いともいえません。
親の人生は、子どものためにだけあるのではありませんし、子どもの人生も親のためにあるのではありません。親は、子どもが一人前になるまでに、子どもが自分の能力を最大限に伸ばし、活かせるように教育し、自分の力で生きていけるように育てる義務があると思います。それと同時に、子どもが自立した後は、お互いに依存せず、それぞれの人生を有意義に楽しめるようにする必要もあると思います。
それには、周囲のいろいろな人達の助けを借りながら、子どもの助けも借りながら、子育て中も、できるだけ親自身のやり甲斐のある仕事を続けた方が良いと思います。
子育ては、親だけでできるはずもなく、少なからず周囲の人々の協力は必要です。たくさんの人の手を借りて子育てすることで、親子共により成長できるはずです。
それにしても、子どもが親の仕事を応援してくれるのは、一番嬉しくて、励みになりますよね。