親と子どもの時間・2016年

検定直前の心得

「家でいくら練習しても、安定して全種目で良い点数を取ることができません」と保護者から相談を受けることがあります。

 

そろばんは、計算自体はできるようになっても、毎回満点を取ることは難しく、その時の調子で、種目ごとの出来に差があったり、全体的に悪くなったりもします。
30分間集中力を持続させて安定した実力を発揮するには、体力と精神力が必要なのだと思います。

 

「試験前日の練習で悪い点数を取って自信を失くしています」と言われたこともあります。
どんな試験でも、前日に慌てて詰め込むように勉強しても、効果が上がることはないでしょう。

 

本番で良い結果を残すには、心身の調子を万全に持っていくことが一番です。(何度も言うように、スポーツと同じですから)
一カ月前から毎日そろばんに触れて指を動かすことは大切ですが、前日に何度も本番同様の練習をすることはありません。
また、悪い点数を取ってしまったら、落ち込まずに本番に臨めるように、気分転換をしてから早めに寝てください。

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10/23(日)検定試験に向けて

9/26(月)から検定練習が始まりました。


検定受験者は、検定まで毎回プリントで本番通りの時間で練習します。前回のテストの間違い直しは、時間が足りない場合は宿題です。
10月からは、宿題のプリントを1枚ずつ配布します。家で、検定同様に時間を計ってやってきてもらいます。ちゃんと宿題をやって提出した生徒には、次のプリントを配布します。

 

この直前ひと月の集中練習をどれだけこなせるかで、検定の結果も大きく変わってきます。この練習を始めてから、検定試験の合格率も格段に上がりました。

 

普段は宿題は出しませんが、検定1カ月前だけは宿題があります。
常時ハードスケジュールをこなすより、大事な時には集中的に頑張る、というメリハリが、長期間継続して何かを身に付ける秘訣だと思います。

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師匠の大往生

私のそろばんの先生が亡くなりました。
91歳の大往生です。

 

一見怖そうで、優しい奥さん先生の時には騒ぎまくっていた男子達も、先生が会社から帰ってきて教室に来ると、一瞬でシーンとしていました。

 

昔は週5日教室があったので、小3から中3まで、ほぼ毎日通っていました。
小さい頃から親に怒られてばかりいた私にとっては、そろばん教室は避難所でもありました。

 

検定試験やコンクールの前などは、日曜まで練習がありました。
朝から喜々として練習に行くと、「おまえは本当にそろばんが好きだなあ」と言ってくれました。そうなのか、自分はそろばんが好きなのか、と気付きました。初めて大人に認められた気がしました。

 

昔のそろばん教室は、小学4年生以上で始める子がほとんどで、小3で始めた頃、周りは自分より大きい人達ばかりでした。
それでも着々と進んでいたので、1年間でかなりいい気になっていました。でも小4の時、1年下に天才少女が現れて、現実を知ることになります。(先生の生徒で断トツの天才だったようです)
それからは、コンクールでも1位は全部その子で、どんなに頑張っても2位止まりでした。

それでも、先生が競技会場まで連れて行ってくれて、帰りに食堂でご馳走してくれたことが嬉しい思い出です。今ほど外食産業が盛んな贅沢な時代ではなかったので、なおさらです。

 

進路に行き詰まっている頃、先生から教室の助手をしないかと誘っていただきました。さらに、昔はなかった段位検定を受けてみないか、と勧められ、最後のクラスでは練習もさせてくれました。
おかげで、その教室で初めての段位検定合格者になりました。
天才でなくても、続けていれば良いこともあるもんです。

しばらくして、父の知人から珠算教室の先生をやってくれないか、と頼まれました。助手をやっていなければ、子どもに教えるのなんて絶対無理、と思っていたでしょう。

 

子どもが生まれ、勤めていた珠算教室は辞めることにしましたが、やがて、実家の本屋の手伝い以外に職を探す必要が出てきました。
三人子どもがいたので、家で何かできないか、と考えた時、そろばん教室をやろう、と思い立ちました。
最初は、小3の長女と、小1の長男と、近所の小4の男の子の三人だけの教室が、20年以上も続くとは思いませんでした。

 

そろばんのおかげで、どうにか食べていけて、子どもを3人育てることもできたので、いつか時間ができたら先生の所にご挨拶に、とずうっと思いつつ生活に追われ、とうとう実現できませんでした。
会うべき人には、そのうち、ではなく、積極的に時間を作って会っておくべきですね。

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斎藤惇夫先生特別講座【読書力を育てる絵本講座】

2012年1月から開始した親子絵本教室「キッズ・ブック・スペース」が今年で5周年となり、斎藤惇夫先生に特別絵本講座をお願いしました。

 

斎藤惇夫先生は、冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』などの児童書の作者で、作品はロングセラーとなっているだけでなく、アニメ、舞台、ミュージカルなどにもなっています。

各地で絵本と児童書の講演もされていて、浦和の幼稚園では絵本大学を毎年9回開催されています。

保護者だけでなく一般の人も参加できるということで、私は2013年度に参加し、とても楽しかったので次女にも勧めると、次女は2014年度に参加しました。

いかに子どもを本好きに育てるかということで、絵本から児童書を熱い想いで紹介してくださるので、読みたくてたまらなくなります。

 

それをきっかけに読んだ『トムは真夜中の庭で』は、子ども時代に読んでおかなかったことを後悔しました。

トムが真夜中の庭で出会った少女ハティの目線で世界に入ることで切ない感動はできるのですが、子どもの頃読んだら、トムの目線で別の感動があっただろうと思うのです。

 

このように、良い児童書というのは子どものためだけにあるのではありません。子ども時代、成人後、高齢者世代とそれぞれの時期で別の楽しみ方ができるということが実感できました。

 

私としては、実家が本屋だったので種々雑多な本に触れており、子ども達にも自由に読ませていて、それで自分の選択眼を養えたと思うのですが、子どもには、できるだけ良質の本だけを読んであげなさい、ということです。

10歳までは大人が読んであげるべき、ということで、北欧のお父さんのお話が印象的でした。北欧では、本を読んであげるだけでなく、親が民話を語ることができるそうで、寝る前にお話をするのはお父さんの役目だそうです。

 

先生が、子どもの本を選ぶ際の指針となる本を紹介してくださいました。お話を伺って読みたくなった児童書がたくさんあるのですが、なかなか時間がとれなくて読破できないことが残念です。

 

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大型そろばん

自宅の隅でホコリをかぶっていた大型そろばんを、引っ越しを機に引っ張り出しました。
次女に磨いてもらって壁に掛けたら、そろばん教室らしくなりました。

 

教室開始当時は、生徒のレベルの差もほとんどなく、このそろばんを使って一斉に指導することもありました。
だんだん生徒のレベルの差が広がり、初心者から段位挑戦者まで出てくると、完全な個人指導となり一斉指導は難しくなりました。

 

それでも、指慣らしの方法を教えるのには使えるかもしれません。
1~9まで並べて、同じ位置に9回足すと、1が写真のように並びます。
この計算を、3級では1分以内にできるように、1級では30秒以内を目指して練習します。
集中力と速度がつき、試験前には指慣らしとして使え、気分を落ち着ける効果もあります。

 

昔は、時々一斉に時間を計って全員にやらせたものですが、今は家で個人的に練習してもらっています。
2回~9回足した時の答えの一覧を渡しているので、最初のうちは1回ごとに答えを確認しながらやると良いかもしれません。

足し算引き算で同じ間違いの癖がついた生徒には、どこでどんな時に間違えるか、ということも発見できます。

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